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収納の発想転換でリビングを広く使う方法 [おとなスタイル]

2016年11月05日(土) 09時30分配信

収納は各所に分散させ 整然とした空間をキープ

紫のソファと紺のオットマンは「イデー」で、ローテーブルは「ボーコンセプト」。 IKEAのクッションを合わせています

収納は各所に分散させ 整然とした空間をキープ

どの空間も生活感を出さずに、すっきりとセンスよく暮らしている佐々木さん。そのポイントは、メリハリを利かせた緻密なプランとしつらえにありました。

広いリビングを確保するために

LDには広いスペースを割く一方で、玄関や個室はコンパクトに。
収納は、使う場所の近くに分散させ、面材を紫檀の化粧板で統一し たことで一体感が生まれています。ファッションが好きな佐々木さんがフル活用しているのが、衣類がたくさん入る納戸とウォークインクローゼット。リビングボード靴箱に……という裏ワザも使い、端正な空間を保っています。
Point 01 収納方法にとらわれない

吊り戸棚はブーツが中心で、下はパンプスやサンダルと使い分けています

Point 01 収納方法にとらわれない

玄関が狭いため、リビングの壁面収納を靴入れに。
Point 02 小さな空間づくりで心地よく

動線が大事

Point 02 小さな空間づくりで心地よく

キッチンからすぐ席につけるダイニング。

手ごろな価格でかわいいものを取り入れ、気分が上がる部屋に

寝室には、「フランフラン」のウォールフラワーを飾って。

カーテンで目隠し

寝室横のウォークインクローゼットと納戸は、扉なしで出し入れしやすさに徹しました。
加えて、優美なインテリアを形づくる秘訣は、窓まわりとのこと。
「マンションなのでサッシは交換できませんが、特注でしつらえたガラス窓で印象を変えました」
と 山中さん。

室内側に付けたガラス戸は、淡い光を招き入れます。LDの床はカーペットで、壁はテクスチャーが表れた塗装仕上げ。フォーカルポイントのテレビまわりの壁は、佐々木さんの要望で石を張り、重厚な装いになりました。

新たに購入した家具は、手持ちの大きなソファをベースに、ボリュームや色が考慮されたもの。

「この色使いは、自分では到底できるものではないですよね。この空間ができあがったとき、ソファでうっとりと過ごしました」

と 佐々木さん。
ボサノバをBGMに、優雅な気分で過ごせるこのLDが、いちばんリラックスできる場所に。光の加減で表情を変える、上質な住まいを実現しています。
Point 03 ひとつは大きな家具を

他は、空間の大きさに合わせて小さめの家具を選びました

Point 03 ひとつは大きな家具を

大きな家具は、25年使い続けているアルフレックスのソファだけ。
Point 04 壁面を統一することでホテルのようなすっきり感

左が玄関 右が食器棚

Point 04 壁面を統一することでホテルのようなすっきり感

左・玄関の収納は、コートや傘を収めるスペース。出がけにサッと取り出せて便利です。
右・シンクと逆側の収納は、食器がたっぷりと入ります。扉の色は造作のものと合わせて。

左がバスルーム 右が洗面室

左・トイレ横はリネンや生活用品入れ。指定席を決めているので不足した物を把握できます。

右・洗面室には、洗濯乾燥機を隠して収納。来客時は、引き戸を閉めて生活感を抑えます。

かかった費用

工事費とは別に家具代を確保。予算1000万円よりオーバーしましたが、大満足のスタイリッシュな空間が完成しました。
●解体・仮設工事  120万円
●造作・建具工事  280万円
●塗装・内装仕上げ・ガラス工事   170万円
●電気・設備・空調換気・給排水工事 340万円
●雑工事・諸経費  240万円
●工事費計 1150万円 + 家具・家電代 150万円
●リノベーション代 合計1300万円(税別)



■Profile
佐々木久美子さん
ささきくみこ 56歳。
芸能関係の事務所を経営する元夫の仕事をサポート。
お母さまの介護を経て、本格的に住まいづくりに着手。趣味は音楽鑑賞とファッション。

『おとなスタイル』Vol.4 2016夏号より
(撮影/蝦名まゆこ)

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