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30年後も安心! フルフラットを極めたリノベマンション [おとなスタイル]

2016年10月30日(日) 09時00分配信

「家と共に育つものをと選んだ、ハウスツリーが主役です」

21年間、家族と住んできたマンションをリノベーション。「これから30年先の暮らし」を見据えた住まいは、身体に負担なく、のびやかに過ごせる工夫が凝縮されています。
離婚を機にひとり仕様にリノベーションを決心

左・玄関 Entrance/玄関のたたきからリビングは、フラットに連続。 右・キッチン Kitchen/長男が来たときなど、佐々木さんが調理中でもすれ違えるように、通路幅は130cmと余裕をもたせました。

離婚を機にひとり仕様にリノベーションを決心

玄関に足を踏み入れると、パーティションの向こうは、優しい光が差し込むゆったりとしたリビングダイニング。ベージュの塗り壁 に鮮やかな色みの家具が映える、モダンな空間が広がっています。ここは、閑静な住宅地にあるマンションの一室。住み手の佐々木久美子さんは、新築時から住んでおり、4年前にこのスタイルのある空間をリノベーションで手に入れました。住み始めたときお腹にいた長男は、現在は独立し、都内で暮らしています。

長年家族と過ごした住まいをリノベーションしようと決めたのは、夫との離婚が成立する数年前 のこと。50代後半が目前に迫り、「いまはそれほど不便に感じてはいないけれど、これから30年先まで、ひとりで快適に暮らせる住まいが欲しい」と考えるようになったのだそうです。

洗面&トイレ Bathroom/「水まわりはホテルのようにしませんか」と建築家の山中さんの提案で、洗面とトイレはパーティションで仕切っただけのつくりに。入り口は引き戸で、万が一、車椅子を使うことになっても安心。

ほかの場所に住み替えるという選択肢もありましたが、緑が多く、 昨年亡くなった愛犬の散歩に適した環境だったこともあり、慣れ親しんだこの地に住み続けることに。自分の求める空間をつくってもらえそうな依頼先を探していた折、目に留まったのが、建築家数人による雑誌の対談記事でした。
「建築家の山中祐一郎さんが、私の好きな ターコイズブルーのストールを巻いていらして。この方は、きっとセンスがいいに違いないって、インスピレーションを感じました」

 
■Profile
佐々木久美子さん
ささきくみこ 56歳。
芸能関係の事務所を経営する元夫の仕事をサポート。
お母さまの介護を経て、本格的に住まいづくりに着手。趣味は音楽鑑賞とファッション。

 
『おとなスタイル』Vol.4 2016夏号より
(撮影/蝦名まゆこ)

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