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立つ時間を増やすと 死亡リスクを減らせる!? [おとなスタイル]

2016年10月23日(日) 09時00分配信

立つ時間を増やすと 死亡リスクを減らせる!?

立つメリットは想像以上!

立つ時間を増やすと 死亡リスクを減らせる!?

座りっぱなしの生活は、リスクが大きい。たとえ、週末や余暇時間にせっせとがんばって運動していても・・・。そんな研究結果が今、次々と明らかになっています。

例えば一日の総座位時間が11時間以上の人は、4時間未満の人に 比べて死亡リスクが1.4倍。また、座り過ぎは肥満、糖尿病、一部のがん、冠動脈疾患などのリスクファクターであることもわかってきました」と岡浩一朗さん。

困ったことに、世界20ヵ国における平日の座位時間の調査で、日本人の成人の総座位時間(中央値)は420分(7時間)と最長。これには、労働時間の長さも影響していると考えられます。そこで、 岡さんが勧めるのが、立ったり座ったりをくり返す生活習慣

「週末しっかり運動しても、平日に座りっぱなしでいたら健康リスクは高いままです。まずは座る時間を減らし、立つ・歩くに変えるほうが、健康効果は高くなります。 デスクワーク中やテレビを見ているときなどに、30分に一度立つだけでも違います」

最近は、座っても立っても仕事ができるように、高さを変えられるデスクを導入する企業も出てきています。

「立つことは眠気の予防につながります。また、座る・立つをくり返す動作は、スクワットと同じ。 回数が多いほど筋トレ効果も高くなります。むくみや疲労感の軽減効果も期待できるでしょう

立つことのメリットは想像以上。あなたも今日から、意識を変えてみませんか。

「まずは、1時間連続で座るのをやめることからスタート。座りっぱなしの生活からいきなり運動をするのは難しいもの。日常生活でこまめに立つようにすると、次の歩く・動くという動作がしやすくなりますよ」

岡浩一朗さん

早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程を修了し博士取得。現在、早稲田大学スポーツ科学学術院教授。身体活動・運動の習慣化及び座位行動の改善支援に関する研究に従事。

『おとなスタイル』Vol.4 2016夏号より

(イラスト/イイダミカ)

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