ゆうきままさんからの質問
Q.離婚したことで気分が落ち込みぎみ。 息子のためにも前向きになりたいのに……
もうすぐ一歳になる息子をもつシングルマザーです。最近離婚しました。現在は実家暮らしです。シングルマザーとして前を向いてがんばろう! と思っているのですが、ときどき気分が落ち込んでしまいます。息子には、笑顔で朗らかなお母さんの姿を息子にはみせたいのに……。どうしたら、もう少し気持ちを楽に笑顔でいられますか?(33歳)
特別ゲスト 原口未緒先生の回答
A.「類は友を呼ぶ」ではないですが、 まわりに話すことで離婚仲間が寄ってくるはず
離婚後、鬱症状を発症される方は意外に多いのですよ。とくにマジメな人ほど陥りやすい……。
この起因は2つあって、一つは自己否定系。自分で「この人なら」と判断して決めたのにうまくいかなかった。それで自分に自信がなくなってしまうんですね。実際、私がそうでした。とくに、3回目の離婚をしたときは落ち込みましたね。しばらくは、何をする気も起きなかったくらいです。
もう1つの起因は、
罪悪感。これは子供がいる人に多く、「片親にしてしまった、申し訳ない」と自分を責めてしまうのです。
こういう方は、バツアリさんの会のようなものに参加されるのが良いかと思います。そういった場には、2度3度と離婚を経験した人もいますし、泥沼の離婚闘争を経てきた人もいます。「自分なんてたいしたことないな」と気分がラクになると思いますよ。
それから、
もし離婚したことを周囲に話していないなら、カミングアウトすることもお勧めします。話すと意外に「私も」と同じ経験をした人が集まってくるもの。そうして「なんだ、世の中離婚している人ってゴロゴロいるんだな」と気づき、やはり気がラクになるでしょう。私は一回目の離婚をしたとき、周囲に伝えるタイミングを逃してしまい、モヤモヤする思いを外に出せなくて苦しんだものです。そして2回目の離婚のときは、「人間的に問題あると思われそうで嫌だな」と思い、やはり言いづらかった。でも3度目のときは、もう開き直ってみんなに話しましたね(笑)。
今やバツアリの女性というのは本当にたくさんいますし、とくにゆうきままさんのように子育て時期の30代、40代に離婚される女性が多いんです。決して自分だけではないので、いろんな場でどんどん話して、自己否定する気持ちや罪悪感を払拭されてください!
いかがですか?
原口先生の回答、ぜひご参考になさってください。
原口未緒(はらぐちみお)
1975年生まれ。弁護士。学習院大学法学部卒業。2004年に弁護士登録。民事、商事、家事、刑事、倒産処理、債務整理など様々な案件を担当した後、2010年に「未緒法律事務所」を開所。夫婦、離婚案件を主に扱っている。法的な解決策を提案するだけでなく、コーチング、カウンセリング、セラピー手法を取り入れ、「心のケアもする弁護士」として人気がある。著書に『こじらせない離婚 「この結婚もうムリ」と思ったら読む本』(ダイヤモンド社)がある。自身は3度の離婚を経て、現在4度目の結婚をし第一子を妊娠中。