冷房冷えに! ペットボトル温灸であっため [VOCE]

2016年07月27日(水) 12時00分配信

ペットボトルなら手軽!

夏になって、冷えてしまったときや、むくみや胃腸のトラブルなど冷えからくる不調を感じたときに取り入れたいのが、ペットボトル温灸。ペットボトルにお湯を入れて、体に当てるだけで、高い効果を発揮。毎日コツコツ続ければ、冷え体質の根本改善にも!

 

アチッと感じたら離すだけの簡単お灸


古くから冷えに良い方法として知られるお灸を、自分で手軽にできるのが、鍼灸師の若林理砂さん考案のペットボトル温灸。「ペットボトル温灸は、ホット専用のペットボトルに80℃のお湯を入れてツボ付近に当てる方法。ペットボトルをツボ付近にかしながら押し当てるのでツボに当たりやすいうえ、火も使わないので安全。ペットボトルをツボ付近に数秒押し当てて、“アチッ!”と思ったら離すのを繰り返すだけ。そもそもお灸の効果はツボ付近の温度を50~70℃にすることで得られますが、ペットボトルなら手軽にそれが再現できるのです。冷えや冷えからくる不調にも効果的です」
ペットボトル温灸の基本の方法☆

作り方

ペットボトル温灸の基本の方法☆

ホット専用のペットボトルを用意し、まず水100mlを入れてから、沸騰したお湯200mlを入れるとちょうど80℃くらいになる。必ず水から入れること。

当て方

1:ツボのあたりを狙って、ペットボトルを押し当てる。

1ヵ所3~5回が目安。

2:「アチッ!」と感じたらペットボトルを離す。次に再び押し当てる。「当てる」「離す」の目安は各3~5秒ずつくらいだが、時間にこだわらず「アチッ」と感じたら離して。

ツボ1 中かん(ちゅうかん)

冷房冷えを解決!


中と外の温度差で、自律神経失調気味になったときに。ツボ1か所でなく、セットで順番通りに行って。

 

(写真)左右の肋骨が合わさったところにあるグリグリした突起とおへそを結んだラインの中間。

まず、ペットボトルの底面を中かんのあたりを狙って押し当てる。アチッ!と思ったら離す→また押し当てる→離す。これを熱感を感じるまで何度か繰り返す。

ツボ2 大椎(だいつい)

首を前に倒したとき、一番飛び出る背中の骨の真下。

ペットボトルのキャップ部分を持って、大椎のあたりを狙って押し当てる。1と同様に、アチッ!と思ったら離す→また押し当てる→離す、を熱感を感じるまで繰り返す。

ツボ3 仙骨(せんこつ)

お尻の中央にある逆三角形の骨が仙骨。筋肉や脂肪が少なく、骨が触れるゾーン。

ペットボトルを縦にして持ち、写真にマークした仙骨部のあたりを狙って押し当てる。アチッ!と思ったら離す→また押し当てる→離すを、熱感を感じるまで繰り返す。

ツボ4 壇中(だんちゅう)

胸骨中央を押してひびく部分。左右の乳頭を結んだ線の中央の少し上あたり。

最後に、ペットボトルの底面を、壇中のあたりを狙って押し当てる。アチッ!と思ったら離す→また押し当てる→離すを、熱感を感じるまで繰り返す。







教えてくれたのは


鍼灸師 若林理砂さん
アシル治療室院長。高校卒業後鍼灸免許を取得。2004年に現治療院開設。東洋医学に通じ、独自の食事指導も行う。

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