肌の“夏老け”しないUVケアの正解Q&A [VOCE]

2016年07月22日(金) 12時00分配信

なにはなくとも紫外線を防ぐべし!UVケアの正解○&×

本格的な暑さがいよいよスタート。でも、夏を過ぎると肌年齢が上がってしまうという事実が! その予防策や対処法を今すぐマスターして♪

Q. 日焼け止めは、最高値のSPF50+&PA++++がイイに決まってる?


A. 【○】大は小を兼ねるんです
大は小を兼ねる発想で、私は最高値のものを日々愛用。紫外線だけでなく、年間を通じて大気汚染やブルーライトからも肌を守ったほうがいいですし、ハイプロテクションでも保湿力や使い心地がいいものばかりですから」(安倍さん)
「実際に日焼け止めを正しい量で使っている人は少なく、5分の1しか効果を発揮できていないというデータも。SPF値やPA値は高い方が安心でしょう」(慶田先生)

A2. 【△】2種を使い分けして

「日焼け止めは2タイプ常備しておきましょう。特に肌が弱い人の場合、普段はSPF30前後かつ保湿力の高いもの、レジャーのときだけSPF50のものを。また、敏感肌の人でなくても、肌の調子がいいときや悪いとき、クレンジングがきちんとできるとき、できないとき、そういった状況に応じて2つを使い分けるのがオススメ」(小林さん)


Q. クリーム、ジェル、スプレー。日焼け止め選びは好み優先でいい?


A. 【△】それぞれの個性をいかして
「クリームを基本にして。均一に塗り広げやすい粘度で、まんべんなくキレイに塗ることができます」(多田さん)
「肌に密着するクリームは、自然と面積あたりの量が多くなるので効果を発揮しやすいはず。ジェルは日焼け止めに慣れていない男性や子どもに、スプレーは手軽ですが薄づきなので、外出先での塗り直し用に」(慶田先生)


Q. 日焼け止めを塗ると、肌がカサカサするでしょ?


A. 【△】保湿力が高いものも続々でてます!
「肌を乾燥させない日焼け止めが増えていますが、気になるなら、SPF値の低いものを。日焼け止めはSPF値が高いほど粉体が多く、その粉体が多いと保湿力が低くなりやすいためです」(多田さん)

日焼け止めを手のひらに取り、両手をこすりあわせて白さが残らないくらいに広げておく。

Q. 顔は、メイクを落として日焼け止めを塗り直すべき!


A. 【×】普通は不要です
「メイクがくずれていなければ、塗り直さずにUVカット効果のあるファンデを重ねるだけでOK」(多田さん)

手を軽くくぼませ、手のひらのAの部分を頬に。Bの部分が眉上にあたるようにする。

「パール粒くらいの日焼け止めを白さがなくなるまで両方の手のひら全体に薄く広げ、ニコッとした表情で、指の付け根が眉上にあたるように両手を顔に添えます。メイクをくずしてしまうことなく、紫外線のあたりやすいCゾーンに日焼け止めを軽やかにつけることができます」(小林さん)

 

Q. 日焼け止めを塗ったら、メイク下地はいらないの?


A. 【×】メイクの仕上がりに差がでます
「日焼け止めと下地の目的は違います。日焼け止めには肌の凹凸を整えるなどの下地効果はありません」(多田さん)
「逆に、下地にUVカット効果があれば、日焼け止めを省くのはあり」(安倍さん)

小林ひろ美さん愛用。3層構造の生地で、なんとUVカット効果100%!/サンバリア

Q. 日焼け止めを塗っても焼けちゃうなんておかしい!


A. 【×】“塗り忘れ盲点”に気づいてないだけ
「首からデコルテ、首の後ろ、手の甲は焼けやすいのに塗り忘れるので要注意」(安倍さん)
「服の素材が麻だったり白かったりすると、紫外線が通り抜けて肌に届いてしまうことに。日焼け止めは裸の状態で塗り、服で隠れるところも抜かりなく」(慶田先生)
「ビーチでの3種の神器は、サングラス、パラソル、黒スカーフ」(小林さん)

 

Q. ウォータープルーフやSPF値が高い日焼け止めは肌に負担がある?


A. 【△】ウォータープルーフは関係あるかも。SPF値は関係なし
「ウォータープルーフ系を使うと、なかには肌あれする人もいるようです。SPF値の高さと肌への負担は関係ありません」(慶田先生)

 

お話を伺った方々


銀座ケイスキンクリニック 慶田朋子先生
皮膚科専門医、医学博士。医学的視点から“夏老け”を分析し、生活面も含めた効果的なアプローチをていねいに指南。

美容家 小林ひろ美さん
美・ファイン研究所代表。オリジナルのテクニックを提案。誰でもできる手軽さやその確かな効果にファン多し

美容エディター 安倍佐和子さん
雑誌、テレビ、イベントなどで若々しい肌の秘訣を披露。サーフィンやテニスなどアウトドア派なのに美肌をキープ。

ポーラ 多田明弘さん
肌科学研究部 肌分析研究室長。夏ならではの過酷な環境や肌の状態を知り尽くし、最適なスキンケアをアドバイス。

 

(撮影:柏原力、amanaimages イラスト:齋藤よしこ)

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