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オランダ・テルスヘリング島の自然と寄り添うやさしい暮らしとは? [おとなスタイル]
2016年07月04日(月) 09時00分配信
外観は決してきらびやかではないけれど、一歩家の中に入ると居心地のよい空間が広がっているオランダの暮らし。年齢を味方にして人生を謳歌している女性たちに、豊かに生きるヒントを教えてもらいました。
テルスへリング島との不思議な出合い
アダさんが暮らすテルスヘリング島は、オランダ人に人気のリゾート地。彼女は15年前に、この島で毎年行われるウロルフェスティバルというアートイベントに劇団員として参加。楽園のような島の美しさに魅了され住み始めました。
「それまでは公演活動で、一年の約半分を海外で過ごしていました。自然を楽しむ落ち着いた暮らしがしたい、と思い始めた頃でした」
ほどなく同じ敷地に2軒のコテージが付いた古家を購入。女性建築士で大工経験も持つ同居人のヘアさんとリノベーションを始め、3軒すべてをふたりだけで完成させました。どの家も「自分たちが暮らしたいエコハウス」をテーマに作られています。
「それまでは公演活動で、一年の約半分を海外で過ごしていました。自然を楽しむ落ち着いた暮らしがしたい、と思い始めた頃でした」
ほどなく同じ敷地に2軒のコテージが付いた古家を購入。女性建築士で大工経験も持つ同居人のヘアさんとリノベーションを始め、3軒すべてをふたりだけで完成させました。どの家も「自分たちが暮らしたいエコハウス」をテーマに作られています。
豊かな自然の中で、環境にやさしく暮らす
「この島では環境にやさしい暮らしを実現することも目的のひとつでした。屋根に15枚のソーラーパネルを設置し、電力の約75%を賄っています。また、シャワーのお湯はソーラーコレクター(太陽熱温水器)を利用し、庭にはコンポストを設置、雨水をためて畑に利用するなど、できる限りのエコ対策を行っています」
最近、薪を燃料とするオーブン内蔵のクッキングストーブも購入。
料理と室内暖房、また床暖房とも連動させるなど、ガスや電気に頼らない方法も取り入れ始めました。
庭には野菜や果物の木を植え、鶏などの動物も飼い、自給自足の生活も実践しています。また、必要以上のものを持たないように、畑も省スペースで行っているそう。
「自分たちの暮らしの足跡をできるだけ小さくするために、地産地消を心がけています。例えばストーブの燃料の薪もこの島の木を伐採したものを買い、肥料は近隣の牧場からもらっています」
庭に植えた季節のハーブはお茶や料理に使い、大好きなホップの花が咲けば、ライトに飾ってインテリアとして楽しむ。アダさんとヘアさんは、自然の力を借りたり利用したりしながら、この家を大切に育ててきました。
「最近ようやく、自然と寄り添う暮らしの本当の楽しみが分かってきたところです」
最近、薪を燃料とするオーブン内蔵のクッキングストーブも購入。
料理と室内暖房、また床暖房とも連動させるなど、ガスや電気に頼らない方法も取り入れ始めました。
庭には野菜や果物の木を植え、鶏などの動物も飼い、自給自足の生活も実践しています。また、必要以上のものを持たないように、畑も省スペースで行っているそう。
「自分たちの暮らしの足跡をできるだけ小さくするために、地産地消を心がけています。例えばストーブの燃料の薪もこの島の木を伐採したものを買い、肥料は近隣の牧場からもらっています」
庭に植えた季節のハーブはお茶や料理に使い、大好きなホップの花が咲けば、ライトに飾ってインテリアとして楽しむ。アダさんとヘアさんは、自然の力を借りたり利用したりしながら、この家を大切に育ててきました。
「最近ようやく、自然と寄り添う暮らしの本当の楽しみが分かってきたところです」
<アダ・プリンクさん プロフィール>
1957年生まれ、ウロルフェスティバル勤務。自宅の敷地内にレンタルコテージを所有。また、休日はヨガ講師もしている。
<ヘア・ファン・エッセンさん>
木の香りが好きで建築士に。大工経験もある。
おとなスタイルVol.3 2016 春号
(撮影/蝦名まゆこ)
1957年生まれ、ウロルフェスティバル勤務。自宅の敷地内にレンタルコテージを所有。また、休日はヨガ講師もしている。
<ヘア・ファン・エッセンさん>
木の香りが好きで建築士に。大工経験もある。
おとなスタイルVol.3 2016 春号
(撮影/蝦名まゆこ)