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日本で最も深い湾のひとつである富山湾。
背後には3000メートル級の立山連峰がそびえ、その雪解け水が海へと流れ出て、栄養分を運びます。
そんな富山湾は、日本海側に分布する約800種の魚のうち、およそ500種が生息するという海の幸の宝庫。
加えて富山は、水がきれいで米どころとしても有名です。となれば、鮨が美味しいのは当然。そんな富山自慢の鮨を地元の鮨好きたちが厳選。

回転寿司だといって侮るなかれ。魚の鮮度と技を誇る、こだわりの“回る寿司店”なのです。毎日、岩瀬漁港で生きのいい魚を選び、朝獲れの魚をリーズナブルな価格で提供。脂ののったブリはさっと炙り、ガスエビの頭は素揚げにして添えるなどネタに合わせて提供の仕方を変え、飽きさせません。常に満席で、どんどん新しいネタが登場するからいつもにぎりたて。駅ビル内という立地もうれしい限りです。

《富山の鮨好きがオススメ》
堂々と名店としてご紹介できる回転寿司店です
その日その日でオススメのネタが違い、その種類の多さにいつも驚かされます。回転寿司のイメージを変えてくれるレベルの高さです。カウンター越しに注文すると、威勢よくその場ですぐににぎってくれますよ。

＜五艘郁美さん　プロフィール＞
富山屈指の老舗テーラー『テーラーゴソー』代表取締役社長。食通として様々な食の会も企画。

DATA
富山県富山市明輪町1-220きときと市場　とやマルシェ内

「富山は冬はぐっと海水の温度が下がるから、魚の脂のりも全然違うんです」毎日、港に出かけて最高の状態の魚を吟味する、店主の難波薫さん。魚は獲れたてよりも、ねかせたほうが鮨ネタに向くと、魚によって熟成時間を変えるこだわり。一番おいしい時を見極めるのは、まさに熟練の技。見目麗しいにぎりは小ぶりで上品、洗練された味わい。心地よい時間を過ごせる、満足度の高い一軒です。

《富山の鮨好きがオススメ》
満足できる旨さとコスパとおもてなしの店
その日その日でオススメのネタが違い、その種類の多さにいつも驚かされます。回転寿司のイメージを変えてくれるレベルの高さです。カウンター越しに注文すると、威勢よくその場ですぐににぎってくれますよ。

＜塚田一博さん　プロフィール＞
富山大学附属病院長。消化器外科医。和漢薬を特徴にした医療×食の取り組みなども行う。

DATA
富山県富山市公文名34-12

「世界に向けた富山の鮨をにぎりたい。それぐらい富山湾の魚はすごいんです」と話す、店主の木村泉美さん。魚がこの時期、何を餌にしているかまでを考えて仕込みをします。アジが食べているのが、シロエビかイカかで味が全く変わるのだとか。丁寧な仕事が施された旬のネタに、しっかり寄り添うのがまろやかな酸味の赤酢を使ったシャリ。特に酢で締めた青魚との相性は抜群で、余韻にうっとり。

《富山の鮨好きがオススメ》
素材をシンプルに使いながらも病みつきになる深い味わい
あちこちから、「美味しい！」と悲鳴に似た歓喜の声が上がっていますね。素材の仕込みが独特で、同じ素材でも訪れるたびに、違う味わいを楽しめるのも魅力。鮨はもちろんですが、焼き物や汁物も絶品です。

＜谷 克志さん・島田 徹さん　プロフィール＞
富山テレビ放送　谷氏／本社営業部長、島田氏／高岡支社長。接待等で旨い鮨情報には詳しい。

DATA
富山県富山市新根塚町3-5-7

おとなスタイルVol.2 2015冬号より