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人気FPが解説! 相続で得をする「リバースモーゲージ」のおすすめ銀行&プランは?  [おとなスタイル]

2016年05月21日(土) 09時00分配信

東京スター銀行なら小さめの土地も担保に

「一番おすすめなのは、東京スター銀行の『充実人生』という金融商品です。まとまったお金が手に入るので、そのお金を使って住み替えをすることも可能です」
一部の銀行では、融資の対象となる土地の評価額の設定が高く、最低8000万円ほどの価値がないと融資してもらえないことも。どんな物件なら融資してもらえるかを公表していない銀行も多く、融資額に制限があるなど、融資の形態にも差があるのです。
「東京スター銀行は、厚生年金か遺族厚生年金の受給者であれば、まとまった額の融資が受けられ、比較的小さめの土地でも担保となるので、利用しやすいと言えるでしょう。例えば土地の価値として4000万円ほどあれば、年収にもよりますが、5割から7割程度(2000万円から2800万円くらい)は借りられる場合が多いでしょう。お金を借りている間は、金利分を返済するのみ。最終的には、借りたお金は持ち主が亡くなった後に担保物件を引き渡すか、相続人が元本を返却するという仕組みになっています」

ローン借り換えで利用し、負担を軽くする人も

社会福祉協議会などが実施しているリバースモーゲージとは異なり、借りたお金は事業資金や投資目的などでなければ、自由に使っていいというのも大きな特徴。最近では家のローンの借り換えなどに使う人が増えています。
「例えば住んでいるマンションにまだローンが残っている場合でも、マンションを担保にすれば、リバースモーゲージ(充実人生)で融資を受けることができます。このリバースモーゲージで借りたお金で残りのローンを返してしまえば、住宅ローンはゼロになり、支払うのはリバースモーゲージの金利だけ。金利は3%前後かかるものの、払っていた住宅ローンがなくなり、金利だけを払えばいいので、月々の負担額はずっと軽くなるのです」

メリット&デメリット

東京スター銀行の場合、生活資金のほか、余暇資金、医療費など、使い道は自由。月々は利息の返済のみだが、デメリットとして、金利が上昇した場合は、借入可能額の減少や月々の支払額の増加が生じる可能性も。またマンションなどは不動産価値が下がった場合は融資限度額の減額、契約期間中の元本支払いが必要になることも。

<畠中雅子さん プロフィール>
ファイナンシャルプランナー。高齢者施設への住み替え資金アドバイスを行う「高齢期のお金を考える会」や教育資金アドバイスを行う「子どもにかけるお金を考える会」などを主宰。新聞や雑誌で数多くの連載を持つほか、セミナーなどでも活躍。
おとなスタイルVol.1 2015秋号より

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