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風吹ジュンさんが、50代で気づいたこと | おとなスタイル

2016年03月04日(金) 09時00分配信

旅に出て、無に戻る。50代で気づいたこと。

「おとなスタイル」は、あなたのスタイル。 自分らしい生き方に責任を持ち、今を楽しむことだと思います。

旅に出て、無に戻る。50代で気づいたこと。

私は、いつ“おとな”になったのだろう──20歳になったとき、母になったとき、30歳、40歳、50歳、そして還暦を迎えたときと、節目節目に感慨はありましたが、はっきりとおとなを意識したことはありませんでした。

離婚を機に、40代からの私はとにかく仕事が優先。子どももまだ手のかかる時期で、余暇の使い途も、いかに自分を休ませるかが第一でした。若く、エネルギーは旺盛だったものの、仕事から解き放たれた瞬間、ふと「本来の私って?」と不安を感じることも。そんなときは、音楽や映像作品の中から必死に好きなものを探し、それらを聴いたり観たりすることで、自分の価値観や、見失いがちな自分らしさを再確認できました。

50代に入って、子供の成長に伴い子育てから徐々に開放され、私は自由な時間を手にすることができました。そうして楽しむようになったのが、旅でした。旅が好きな友人がいたこともあり、彼女とスペインの田舎をドライブしながら美術館や教会を巡ったのは、よい思い出です。また、あるきっかけから中国茶に親しむようになり、茶葉の買い付けのため本場中国の農家へ同行するようになったのも、50代のことでした。

数日間でも休みが取れたら、旅行鞄に手を伸ばす。仕事に次ぐ仕事で駆け回っていた頃、私の内側を埋めたのは文字や音や映像から得る知識でしたが、50代からの私を満たしてくれたのは、旅の時間。それは、自分に何かを詰め込むためのものではなく、自分自身を無にするための、かけがえのない時間でした。

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