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44歳の専業主婦です。40過ぎてから子供が２人できました。夫は５歳上なので、このままいくと上の子が14歳、下の子が12歳で定年を迎えることになります。子供は２人とも大学まで行かせたいのですが、そうなると、定年までにいくら貯金が必要でしょうか？ 保険などもどうしたらいいか、アドバイスをお願いします。

特別ゲスト 風呂内亜矢先生の回答
A. 定年後にかかるお金から、定年後に入ってくるお金を引いて、およその必要額を出してみましょう。

60歳で定年するとして、下のお子さんが大学を卒業するまでは10年ありますね。
とりあえず月々の生活費を約30万円と見積もれば、30万円×12ヶ月×10年＝3600万円。単純に計算すると、定年までにそれだけのお金が必要ということになります。これに、子供さんが国公立大学に進学している場合の2人分の学費を500万円くらいと仮定してプラスしますと、合計で4100万円を準備したいところですね。

定年後にかかるお金をお伝えしましたが、もちろん、定年後に入ってくるお金もあります。
まず、65歳以降は年金が入ってくるようになります。これが月々16万円として、16万円×12ヶ月×下の子が卒業するまでの５年＝960万円。そうすると、4100万−960万＝3140万円。60歳の定年までに、この額を確保する、というのが一つの目安になってくるかと思います。

また、ミニママさんは５歳年下とのこと。下のお子さんが卒業する頃、夫70歳、妻65歳になりますから、さらに妻の分の年金が加算され、月々22万円くらいになるとすれば、その後の夫婦の生活費はまかなえそうです。

3140万円をゼロから貯金しよう、と考えると大変ですが、実際には退職金もありますから、浪費をしなければ、もう少し少ない貯金目標で大丈夫かと思います。ご主人の会社の退職金制度も確認しておくと安心ですね。

もしミニママさんが、入ってきたお給料は使ってしまう、という性格でしたら、定年後に支払われるタイプの保険をかけてもいいと思います。あるいは、長期間おろせない定期預金に入れたり、給料から自動的に引かれて預金に回される財形貯蓄を利用するのもオススメです。あくまでざっくりとした額ではありますが、上記の計算を目安に、月々いくらぐらい貯めていけば定年後も大丈夫そうか、ぜひ計算されてみてください！

いかがですか？
風呂内先生の回答、ぜひご参考になさってください。